BACKSIDE (バックサイド)

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DEW TOURスロープ初参戦の大塚健はジャンプ1位も総合4位。角野友基は5位

2018.12.17

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アメリカ・コロラド州ブリッケンリッジで開催されているDEW TOUR最終日、男子スロープスタイルが行われた。女子同様、ジャンプセクションとジブセクションがセパレートされており、それぞれ3本ずつのランからベストポイントの合算で争われた今大会。
ジャンプセクションでは大塚健が3本目に、FSダブルコーク1440→BS1620→CABトリプルコーク1440という超高難度なルーティンを見事に決めて98ポイントで1位、角野友基は2本目に、CAB1440→スイッチBS1260→BSトリプルコーク1440をクリーンにメイクして93ポイントで2位と、日本人ライダーの卓越したジャンプスキルを見せつけたのだが、ジブセクションでは大塚が80ポイント、角野が78.33ポイントと90ポイント以上を叩き出した上位3名に差をつけられ、総合では大塚4位、角野5位と表彰台を逃す結果に。
優勝はステール・サンドベック(ノルウェー)。ジャンプではFSダブルコーク1440→BS1260→CAB1440で91.33ポイントをマークして3位につけると、ジブセクションではハードウェイのCAB270オンを決めるなど90ポイントでこちらも3位のポイントを記録。トータルで181.33ポイントとなり優勝を飾った。

ジブセクションでステールを1ポイント上回ったものの、ジャンプセクションでは4位に甘んじてトータル180ポイントのクリス・コーニング(アメリカ)が2位に。

3位のモンス・ロイズランド(ノルウェー)は、ジブセクションでトップとなる92.33ポイントを獲得するも、ジャンプでポイントを伸ばすことができず、2位のクリスに0.67ポイント及ばなかった。

今回のルールではジャンプとジブそれぞれでジャッジングすることによって総合的なスキルが求められたことから、どちらも3位と安定したポイントを叩き出したステールが優勝というカタチで幕を下ろした。トリックが高難度化し続けていることからジャッジングの正確性を考慮してセパレートしたのか、はたまた、通常のスロープスタイルではジャンプトリックに対するポイントの比重が大きくなってしまうためにとられた施策だったのか。
どちらにせよ、今大会のジャンプセクション然り、ビッグエア種目の成績が証明するように、ジャンプでは日本人ライダーが世界のトップに君臨していることは間違いない。あとはジビングの差をどのように埋めていくのか。
とは言え、チームチャレンジに出場した大塚(記事はこちら)はジブセクションを担当し、その日の最高ポイントを叩き出しているだけに、スロープスタイルでの頂点も視野に入っていると言って過言ではない。今シーズン、スロープスタイルでの世界制覇にも期待がかかる。
 
男子スロープスタイル結果
1位 ステール・サンドベック(ノルウェー)
2位 クリス・コーニング(アメリカ)
3位 モンス・ロイズランド(ノルウェー)
4位 大塚 健(日本)
5位 角野友基(日本)
6位 ダーシー・シャープ(カナダ)
7位 マイキー・シサレリ(カナダ)
8位 スヴェン・ソーグレン(スウェーデン)
9位 タイラー・ニコルソン(カナダ)
10位 セバスチャン・トータント(カナダ)
11位 レッド・ジェラード(アメリカ)
12位 カイル・マック(アメリカ)

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