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COLUMN

来年4月に青森スプリングで開催される北京五輪パイプ&スロープ代表選考会の展望

2020.09.08

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2021年4月上旬、青森・鰺ヶ沢町に位置する青森スプリングにて、SAJ(全日本スキー連盟)が主催する全日本選手権ハーフパイプ&スロープスタイルの両種目が行われるというニュースが舞い込んできた。先日弊サイトの記事でもお伝えしたように、ビッグエアについては同年12月に東京・明治神宮外苑にて、北京五輪開幕直前の代表選考レースとして興行化されることが発表されているだけに、ハーフパイプとスロープスタイルがどうなるのか動向をうかがっている矢先の出来事だった。
 
新型コロナウイルスの影響でキャンセルになってしまったが、今年3月に行われるはずだった全日本選手権の開催地として同リゾートの名前が一時浮上していたそうだ。その理由として、2019年夏にスポーツ庁がスノーボードの国内強化拠点施設として認定する(記事はこちら)など、SAJとリゾートを含め三位一体となって環境整備に努めていたことが挙げられるだろう。
 
筆者は平昌五輪が閉幕した後の2018年4月、同リゾートを訪れたことがある。ソチ、平昌と2大会連続オリンピック・ハーフパイプ銀メダリストの平野歩夢を筆頭に、平昌五輪女子ハーフパイプ銀メダリストのリュウ・ジャユ(中国)や同男子ハーフパイプ銅メダリストのスコッティ・ジェームス(オーストラリア)、そして、同じく男子ハーフパイプのファイナリストである片山來夢など、名だたるオリンピアンが集結。極秘シューティングが行われていたのだ(記事はこちら)。平昌五輪直前には女子ハーフパイプで金メダルを獲得したクロエ・キム(アメリカ)が最終調整で訪れるなど、トップクラスの海外ライダーを招致。そうした環境が青森スプリングにはあることを現地を取材したからこそ熟知しているだけに、会場の選定については納得だ。
 
そのうえで、SAJが発表しているプレスリリースを見てみると、各競技の全日本選手権を興行化することを目指すとされている。こうした好環境を確保したうえで、SAJはビッグエア同様、これらの大会をエンターテインメント化できるのだろうか。
 
そのためには、青森スプリングでトレーニングを行い平昌五輪で銀メダルを獲得した歩夢の存在が不可欠だ。青森県内のニュースを扱うWEB東奥では「青森スプリング会長『歩夢呼べるコースを』」と題した記事を紹介しており、彼がいなければここまでの整備には至らなかったと関係者が口を揃えているという。
 
来年8月5日に開催予定の東京五輪スケートボード・パーク種目での日本代表の座を虎視眈々と狙っている歩夢だが、2022年に開催される北京五輪ハーフパイプで悲願の金メダルを目論んでいるだけに、この全日本選手権は避けて通ることができないはず。新型コロナウイルスの感染状況にもよるだろうが、来年4月頃はスケートボードでの歩夢の報道が加熱していることが予想される。こうした算段なのか定かではないが、前人未踏の二刀流ライダーによる挑戦として、この全日本選手権が大きな注目を集めることは間違いない。

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