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ラニーニャ現象に加えて北極振動の影響により今シーズンは好スタートの予感
2021.11.01
ラニーニャ現象発生の基準は国ごとによって違いがあるのだが、アメリカの情報を優先して弊サイトではお伝えしてきた。日本の場合は、ラニーニャ現象が発生する可能性のほうが高い(60%)としており、アメリカでは発生確率を87%としていた(記事はこちら)。
さらに日本気象協会のtenki.jpによると、ラニーニャ現象の発生に加えて、11月中旬頃から寒気が流れ込みやすい状態になると予想している。その理由として、ラニーニャ現象発生時の日本付近では、平年よりも偏西風が南に蛇行することで寒気が流れ込みやすい状況が作られていることを前提として、北極振動の影響を指摘。北極振動は日本の天候を左右する要因のひとつとして知られているが、ヨーロッパ中期予報センターの最新資料によると、負の北極振動が11月中旬頃から現れて12月中旬頃まで続くと予想している。負の北極振動とは、北極域の気圧が平年より高くなることで、北極からの寒気が日本がある中緯度帯に流れ込みやすくなる状態である。
今シーズンは順調な滑り出しとなりそうだ。シーズンインに向けて準備を急ごう。
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