BACKSIDE (バックサイド)

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地球最強ライダー決定戦「NATURAL SELECTION」第2戦はバックカントリーの聖地で動画バトル

2021.03.23

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バックカントリーフリースタイル界を牽引するトラビス・ライスが企画した“地球最強スノーボーダー決定戦”と呼ぶにふさわしいツアー大会「THE NATURAL SELECTION TOUR」は第2戦を迎えた。トラビスのお膝元である米ワイオミング州ジャクソンホールで行われた初戦は、バックカントリースロープスタイルをトーナメント方式で実施。ムービースターからコンペティターまで世界最高峰のライダーたちが一堂に会し、ドローンを駆使した臨場感あふれる追い撮りの動画などで超一流ライダーたちのバトルが公開されると、ハイクオリティなエンターテインメント要素も兼ね備えていたことから世界中のスノーボーダーたちが熱狂した。男子はマーク・マクモリス、女子はゾーイ・サドウスキー・シノットが制した大会のレポートは弊サイトでもお届けしている(記事はこちら)ので、ご存知の方も多いことだろう。
その第2戦が完全に異なるフォーマットで開催された。カナダ・ブリティッシュコロンビア(BC)州ネルソンに位置するボールドフェイス・ヴェルハラが会場であることはシーズン前から決まっていたため、コロナ禍ということで出場ライダーはカナディアンのみとなった。3月1〜7日の間に10名の出場ライダーが動画クリエイターとペアを組み、撮影を敢行した。
出場ライダーを紹介しておくと、男子はベアウ・ビショップ、ダスティン・クレイブン、クレイグ・マクモリス、クリス・ラズマン、マイキー・レンツ、マーク・ソラーズの6名、女子はスペンサー・オブライエン、リアン・ペロシ、マリー・フランス・ロイ、ロビン・バン・ジンの4名だ。カナダ人のみとはいえ、世界最高峰と言えるバックカントリーエリアと言って過言ではないBC州を拠点に活動しているライダーたちが名を連ねているだけあり、本ツアーの一戦にふさわしい戦いとなった。
気になるルールは、撮影期間中にトップ・トゥ・ボトムのライン映像を1本、そして、ビデオパートを制作し、それらがジャッジされる。ジャッジ陣は初戦同様に、ライダーたちが選んだラインどりとそれに伴ったリスク、滑りの流れや振り幅、創造性とトリック、そしてボードコントロールにフォーカスして総合的な印象で採点。ライン映像が70%、ビデオパートが30%の割合でジャッジングされる。
その模様がRed Bull TVで公開されたので、早速シェアしたい。

そして優勝者は本ツアーの最終戦、アラスカ・トードリロ山脈で行われるファイナルへとコマを進めるわけだ。初戦のジャクソンホールで優勝したマーク&ゾーイはもちろん、男子2位のベン・ファーガソン(アメリカ)、同3位のミッケル・バング(ノルウェー)を加えた6名で争われる。
アラスカの地で“地球最強スノーボーダー”が決定するわけだ。見逃せない。

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