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地球最強スノーボーダー決定戦「NATURAL SELECTION」初戦はマーク&ゾーイに栄冠

2021.02.10

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米ワイオミング州ジャクソンホールで1週間の期間を設けて開催されている「THE NATURAL SELECTION TOUR」の初戦は2日目を迎え、予選決勝(ベスト8)、準決勝、決勝がトーナメント方式で行われた。バックカントリーで争われる本大会は降雪によるコースリセットの必要があるため、開催期間が長く設定されている。グッドウェーブを必要とする横乗りの原点・サーフィンのコンテストのように、母なる自然の恵みを享受して実施。スノーボードの起源であるバックカントリーを舞台に、最先端のフリースタイルスノーボーディングのスキルを掛け合わせるバックカントリー・スロープスタイル大会とすることで、フリーライディングの総合滑走力をジャッジングして地球最強スノーボーダーを決定しようというツアー戦だ。
世界中から選りすぐられた男子16名、女子8名が招聘されて行われた初戦を制したのは、男子はマーク・マクモリス(カナダ)、女子はゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)。両名ともオリンピアンでメダリストでもあり、X GAMESやBURTON US OPENといった世界最高峰のコンテストでも表彰台の常連だ。
ヘッド・トゥ・ヘッド形式の本大会は2本のランを先取すれば勝ち上がるフォーマットで、仮に1ランずつ勝者が異なり同点で迎えた場合は、3本目のランに結果が委ねられるか、各ランのポイントの高いライダーが勝者になるかはヒートによってルールが異なる。そんな中、マークはベスト8で本ツアー戦のオーガナイザーであるトラビス・ライス(アメリカ)を撃破すると、準決勝ではミッケル・バング(ノルウェー)を、決勝ではベン・ファーガソン(アメリカ)を1ランも落とすことなくパーフェクトで優勝を飾ったのだ。バックサイド720とフロントサイド720、ダブルバックフリップ、CABアンダーフリップ540などを大自然に同調させた見事なルーティンが評価された結果だった。
マークはスロープスタイルとビッグエアでフリースタイルのスキルに磨きをかけ、決勝で相対したベンはハーフパイプで同じように経験を積み重ねてきた盟友。それぞれバックカントリーでの撮影を通じてフリーライディングスキルも急激に向上し、錚々たるメンバーを従えてファイナルで争ったわけだ。フリースタイルスノーボーディングの奥深さを垣間見ることができた瞬間だった。
2012年、本大会の前身であるSUPERNATURALが、本ツアーの2戦目の会場であるカナダBC州ボールドフェイスで行われたとき、当時19歳だったマークはパークでのライディングスキルは世界トップという実力を引っさげて参戦していた。しかし、結果はボロボロ。クリエイティブかつ高難度なコースをまともに滑り下りることさえ許されなかった。
あれから9年が経過。ソチ&平昌五輪でメダルを獲得する傍ら、大ケガの要因になってしまったこともあったがバックカントリーでの撮影を通じて培ったフリーライディング力を世界中に知らしめる格好となった。
女子部門を制したゾーイの上手さには脱帽させられるばかりだ。先日のX GAMESスロープスタイルではトランジションでメンズ顔負けの高さあるビッグエアを放っていた。ストレートジャンプとは異なり、トランジションをサイドから進入してビッグエアを生み出すには、卓越したボードコントロールが必要になる。既存のパークライディングだけでは培うことが難しい技術だけに、彼女は19歳という若さながら多様なライディングを経験してきたのだということを裏づけている。
地球最強スノーボーダー決定戦と銘打ち弊サイトで紹介している本ツアーは、初戦を無事に終えた。その中身をご覧いただければ、このキャッチコピーが誇大表現ではないということをご理解いただけるだろう。観ていて興奮を覚えること請け合い。とにかく面白いので、腰を据えてじっくりと観てほしい。

2日目結果
MENS

 

MensResults

 
WOMENS
 

WomensResults

 

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