BACKSIDE (バックサイド)

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超クリエイティブなナックル王子ことゼブ・パウエルがBURTONへ電撃移籍

2021.02.26

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X GAMESのナックルハックをご存知という方も多いと思うが、この新競技を世界中に知らしめたのはゼブ・パウエルの貢献度が大きい。2020年1月に開催されたこの種目で、初出場の1本目から背中でスライドさせたかと思いきや起き上がるように身体をひねりメソッドトゥイークを繰り出し、はたまたアプローチ中にまさかの転倒かと思わせておいて瞬時に起き上がる妙技を組み込んだりと、奇想天外なトリックを連発。ゼブがトリックを繰り出すたびに、会場は興奮の坩堝と化していた。改めて観たいという読者諸兄姉は、こちらの記事をご覧いただきたい。
さらに昨夏、米オレゴン州マウントフッドにて200cm超のパウダーボードにまたがって、テクニカルすぎるフリースタイルライディングを披露。今、もっとも世界中で注目されているスノーボーダーと言っても過言ではない男がBURTON(バートン)へ電撃移籍を果たした。いい意味で“BURTONらしくない”ライダーの誕生だ。
そのゼブはノースカロライナ州出身。BURTONのお膝元であるバーモント州と同じくアメリカ東海岸という共通点もある。ウェルカム動画を見るかぎり、ウエアはTHIRTYTWOのままのようなので、おそらくブーツもそうだろう。平野歩夢のUNIQLOなど一部例外もあるが、BURTONは基本的にボード、バインディング、ブーツ、ウエアのトータルでのサポートが前提であることから、それを崩してまでほしかったライダーということなのだろう。
新天地でさらなる大暴れに期待したい。

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