NEWS
平昌五輪ハーフパイプ金メダリストのクロエ・キムがROXYに電撃移籍
2020.11.10
言わずと知れた平昌五輪ハーフパイプ女子の金メダリストであるクロエ・キムは、米ニュージャージー州にある名門・プリンストン大学に入学することを理由にライダー活動を1年間休止していた。昨年3月に行われたBURTON US OPENに自力では歩けないほどの状態で出場していた(記事はこちら)のだが、幼少期からコンテストを転戦し続け、積み重なったストレスがケガの理由としていたことからも、北京五輪で再び金メダルを狙うためにもスノーボーダー人生を一度リセットする必要があったのだろう。
そして今秋よりスイスで雪上復帰を果たしたわけだが、本日、ROXYへの電撃移籍が正式に発表された。自身のInstagramでは「このニュースをみんなとシェアするために、ここ数ヶ月待っていたの。私が正式にROXYチームに加入することを発表できて、とても興奮しているんだ」とコメントしている。
また、女性ファッション誌として日本版も存在する「ELLE」のウェブマガジンにクロエのインタビュー記事が掲載されており、移籍した理由について次のように語っている。
「私はトラ・ブライトに憧れて育ったの。2006年の(トリノ五輪ハーフパイプ)競技を見ていて、私もオリンピックに出たいって強く触発されたんだ。正直に言って、同じチームに参加する機会に恵まれたことは、私がこれまでに決めてきた中でも最高の決断だったと思う」
スノーボード専門メディアではなくファッションサイトから発信されているあたりも、同ブランドならではと言ったところか。
ロサンゼルスで育ったファッションが大好きな20歳のクロエは、新たなるパートナーとともに北京五輪で再び頂点を狙う。
photos: ROXY