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スコッティ・ジェームス強し。戸塚優斗2位&平野流佳3位に輝いたW杯ハーフパイプ
2019.12.22
先週のビッグエア競技も2022年に開催される北京五輪の会場での決戦となったのだが、同様にハーフパイプが開催されるシークレットガーデンで今季2戦目となるFISワールドカップが行われた。雪が降りしきる悪条件となったものの、男子は米コロラド州カッパーマウンテンでの今季初戦に続いて表彰台には同じ顔ぶれが揃うことに。初戦も降雪により苦しめられていたが、今大会では3人ともそれらを上回るルーティンでの戦いとなった。
優勝はスコッティ・ジェームス(オーストラリア)。ひとり3本滑走してベストポイントが採用されるのだが、2本目にFSダブルコーク1260ステイルフィッシュ→BSダブルコーク1260ミュート→FS1080ノーズ→CAB900ステイルフィッシュ→スイッチBSダブルコーク1260インディという超高難度ルーティンを決めて、97.8ポイントを獲得。後半の2トリックはともにスイッチで踏み切りスイッチ着地という攻めの滑りを披露してくれた。2連覇を達成し、もはや敵なしか。
3位につけていた戸塚優斗は後がなくなった3本目、FSダブルコーク1440インディ→CABダブルコーク1080ミュート→FS1080テール→CAB1080ノーズ・テール→FSダブルコーク1260インディに成功。95.8ポイントを記録し、平野流佳を逆転して2位に。プレッシャーがとてつもなく大きかったのか、滑走後には倒れ込むシーンも。
その平野は3位に。2本目にFS900テール→BS900ミュート→FSダブルコーク1440インディ→CABダブルコーク1080ミュート→FSダブルコーク1260インディを危なげなくほぼ完璧にメイクして、92.6ポイントを叩き出した。
女子は地元・中国勢がワンツーフィニッシュを果たす結果に。優勝はリュウ・ジャユ、2位はツァイ・シュートン。
3位にはアメリカのマディ・マストロが食い込んだ。
日本勢は今井胡桃が6位、冨田せなが8位。小野光希、松本遥奈、冨田るきは決勝へコマを進めることができなかった。
男子結果
1位 スコッティ・ジェームス(オーストラリア)
2位 戸塚優斗(日本)
3位 平野流佳(日本)
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女子結果
1位 リュウ・ジャユ(中国)
2位 ツァイ・シュートン(中国)
3位 マディ・マストロ
6位 今井胡桃(日本)
8位 冨田せな(日本)
9位 小野光希(日本)
10位 松本遥奈(日本)
18位 冨田るき(日本)
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