FREERIDE WORLD TOUR（以下FWT）をご存知だろうか。1996年にスイスで始まり、ゲレンデではなくバックカントリーが舞台。決められているのはスタートとゴールだけ。出場ライダーたちは地形と雪質を読み、手つかずの大自然を自由に滑り、そのラインやスタイル、テクニックで争われるフリーライドの世界一を決めるツアー大会だ。
2017年に日本に上陸。3シーズン目を迎える今大会も長野・白馬にて、予選会となるFREERIDE WORLD QUALIFIER（以下FWQ）から開幕した。さる1月14日にFWQ FREERIDE HAKUBA 3*が行われ、男子は上位3名を日本人ライダーが独占。優勝は山崎恵太、2位は小西隆文、3位は美谷島豪、女子は2位に井戸睦美が輝いた。
気になる大会の中身は、男子上位3名のライディング映像が2位の小西が所属するHEART FILMSより公開されているのでご覧いただきたい。
優勝した白馬ローカルの山崎は、1月19日（土）〜26日（土）のうち、安全に開催できる1日を直前に選択して行われるFWT HAKUBA JAPAN 2019への出場権利を獲得した。トラビス・ライスやギギ・ラフといった世界トップのマウンテンフリースタイラーらも出場予定。
熟知した白馬のバックカントリーに、山崎はどのようなトラックを刻むのか。見逃せないライン合戦となりそうだ。