米コロラド州カッパーマウンテンで行われていたプロ大会「DEW TOUR」の男子ストリートスタイルは、今シーズンその才能を開花させたカナダのリアム・ブレアリーが制した。
ファイナルはひとり2本のランを行いベストポイントで争われた。リアムは1本目にFS180スイッチテールマニュアルからクラッカーレールにスイッチBSボードスライド270プレッツェルオフを仕掛けるなど、テクニカルかつスタイリッシュなラインを魅せ、唯一の90点台を叩き出して優勝を決めた。
ウイニングランとなった2本目は、今大会のベストトリック賞にも輝いたFSボードスライド360ギャップ・トゥ・FSボードスライドを披露するなど、圧巻の滑りでフィニッシュ。今シーズン、1月の「LAAX OPEN」スロープスタイルででFIS（国際スキー・スノーボード連盟）ワールドカップ初優勝を飾ると、その直後に行われた「X GAMES」のナックルハックでも優勝、そして、今大会も含めメジャー大会で3勝を挙げるという飛躍のシーズンとなった。
「ここ数年、多くのトレーニングを積んできたので、それが功を奏したのかもしれません。現在、こうしたメジャーなコンテストに招待してもらえることを光栄に思っていますし、優勝できたことは自分のキャリアにもとても役立っています。ルーク（ウィンケルマン）やダーシー（シャープ）のような尊敬するライダーたちであり、ストリートのビデオパートを観ることが大好きな彼らと表彰台を分かち合えたことを本当に感謝しています」と、リアムはDEW TOURのインタビューに答えている。
リアム・ブレアリー、その名を覚えておくべきだ。

男子ストリートスタイル結果
1位　リアム・ブレアリー（カナダ）
2位　ルーク・ウィンケルマン（アメリカ）
3位　ダーシー・シャープ（カナダ）

photo: Dew Tour/Chris Ortiz