MOVIE
今年50歳を迎えるマイキー・ルブランが過去のスポットをトボガンぞりで攻める
2023.01.06
マイキー・ルブランという名を聞いて、思わず口元が緩んでしまうという40代以上のスノーボーダーは多いことだろう。90年代、ジビングのメッカである米ユタ州ソルトレイクシティでストリートスノーボーディングに明け暮れ、KINGPIN PRODUCTIONSを中心に数々のビデオパートを残してきた男だ。階段をフルオーリーで飛び越え、フラットにストンプするシーンは強烈なインパクトを放っていた。2002年にHOLDENを立ち上げたことでも有名である。
マイキーは今年3月で50歳を迎えるわけだが、ストリートに戻ってきた。スペンサー・シューベルトの『GOOD SPORT』を観て、ビデオパートの重要性を再確認したマイキーは、再びストリートの舞台に立つことを決意。そのスペンサーとともに『ASSISTED LIVING』の制作に踏み切った。年寄りに扮したマイキーが、老人ホームで毛布で暖をとりながら、2000年代にリリースされたスノーボードビデオを観ているシーンから本ムービーは始まる。
彼らのコンセプトは、過去にフッテージを残したスポットを再び訪れ、トボガンぞり(カナダのエスキモー民族であるイヌイットらが使う簡単な作りのそり)で攻略すること。スノーボードに乗り替え、世代を超えた現役ライダーたちとのセッションも、また美しい。
RIDEが贈る『ASSISTED LIVING』、ぜひご覧いただきたい。