MOVIE
スロープ女王ジェイミー・アンダーソン主演『UNCONDITIONAL』最終章
2019.12.23
ソチ、平昌と2大会連続してオリンピックのスロープスタイルを制し、X GAMESなどで数々のメダルを獲得してきた言わずと知れた女王ジェイミー・アンダーソン。自身初となるフルレングス映像作品『UNCONDITIONAL』の日本・北海道編、カナダ・BC州編、アメリカ・アラスカ編をお届けしてきたわけだが、ラストを飾るパートは彼女のホームマウンテンに造成された特設パークからお届けする。
「私にとってレイクタホはパワースポット」と映像内でも語っているわけだが、そのほど近くに位置するシエラ・アット・タホにニュージーランドからステフィ・ラクストン、デンマークからマリア・トムセン、ミネソタ州よりアレクシス・ローランドを招き、十八番であるパークライディングを披露。女性らしさが微塵も感じられないほど(失礼)男勝りのライディングスタイルで、観る者たちを魅了する。
本作を通してジェイミーが伝えたかったことは、パークライディングで培ってきたトリックをパウダーやスティープなライン、あらゆる自然地形にトレースすることで、フリースタイルスノーボーディングの可能性や楽しみ方は無限大であるということなのかもしれない。そうした想いがタイトルに込められているのだろう。
それはプロの世界だけではなく、僕たち一般スノーボーダーにも置き換えられる“自分事”として感じとってほしい。