シューティング時はもちろん、コンテスト中もビブの上からバックパックを背負うことで注目を浴び、今年1月に米コロラド州アスペンで行われたX GAMESの新競技「ナックルハック」を制した（記事はこちら）ことで、一躍その名を世界中に轟かせた男。ノルウェーに出自を持つ22歳、フリッジことフリチョフ・ティッシェンドルフだ。
十八番のナックルトリックはもちろん、先輩格にあたるハルドル・ヘルガソンさながらの独創的なスピンやゲレンデのサイドヒットに至るまで、強烈すぎる個性を発揮している。テリエ・ハーカンセン、ミッケル・バング、トースタイン・ホーグモなど超大物ライダーを輩出しているノルウェーの看板を、いずれはこの男がバックパックとともに背負っていく時代がくるのかもしれない。