BACKSIDE (バックサイド)

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INTERVIEW

平野歩夢がW杯で披露した連続ダブルコーク1440の舞台裏に迫る

2017.12.13

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さる12月9日に行われたFISワールドカップ・ハーフパイプで圧倒的な勝利を収めた平野歩夢。テレビや新聞などのマスメディアでも連日に渡って取り上げられているのだが、その話はダブルコーク1440を連続で決めることができれば平昌五輪での金メダルが見えてくる、というところまで言及された。
 

AyumuPodium

 
大会の詳細についてはこちらの記事をご覧いただきたいが、失敗はしたものの3本目に放ったFSダブルコーク1440からCABダブルコーク1440のコンボの話である。今大会で平野が決めたことで史上初の成功となったFSダブルコーク1440と、ソチ五輪で金メダルを獲得したイウーリ・ポドラチコフが放ったウイニングトリックであり、その後もショーン・ホワイトとこの平野以外に成功者がいないCABダブルコーク1440。FSダブルコーク1440は平野に続いてショーンも同大会でメイクしたので、世界で2人しかできない大技から世界で3人しかできない大技をバック・トゥ・バックで繰り出して圧倒的な存在感を示そうとしているわけだ。
そんな平野に話をうかがった。
「3本目のFSダブルコーク1440からCABダブルコーク1440のつなぎですが、スピード自体は足りてました。空中で身体を着地する方向へもっていけば多分立てたと思うんですけど、連続でやったのは初めてだったので(合わせられませんでした)。FSダブルコーク1440の着地がかなり重要で、リップ近くにランディングして加速できないと絶対に次にはつなげられない。しかも、1440とか1260のスピンになってくると息継ぎしてる時間もないんですよ。標高が高い(会場となったカッパーマウンテンは麓でも標高2,960m!)から苦しいけど、呼吸をしようと意識すると焦っちゃうので息をとめて回してます。今回トライしてみて手応えはありましたね」
 

AyumuPortrait

 
ワールドカップ優勝の喜びもつかの間。この12月は3連戦となっており、現地時間の12月15日(金)にはDEW TOURハーフパイプ決勝が行われる。この舞台で、前人未到のルーティンが再び繰り出されるのだろうか。
「DEW TOURではワールドカップと同じか、それ以上のルーティンで臨むつもりです。今回も最初から優勝を狙って挑みたいと思っています」
期待したい。

photos: BURTON

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