BACKSIDE (バックサイド)

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OAKLEY

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チームライダーとともに歩み続けるスケートボーダー精神

 
モータースポーツ競技を押し上げてきたドリフト界のカリスマとして知られるケン・ブロックと、2005年に万里の長城をスケートボードで飛び越えた超人であり鳥人として名高いダニー・ウェイの兄・デイモン。ケンは学生時代にスケートボーダー用のTシャツブランドを立ち上げるほどスケートボードに熱中し、デイモンは頭部のケガによりプロスケートボーダーへの道を断たれていた。このふたりのが1991年に交わったことで、すべてが始まった。
 
翌年、ふたりはクロージングブランド「Droors(ドロアーズ)」をローンチすると、すぐにシューズビジネスにも着手することに。Droors Clothing Shoes──そう、「DC Shoes(ディーシー シューズ)」の誕生である。
 
94年にスタートした際にDCが掲げていたスローガン、“スケートボードシューズはスケートボーダーのニーズをもとにデザインすべき”という考え方は、当時としては斬新かつ画期的なものだった。95年には「プロテクティブ・レースループ」を搭載したモデルを発売。スケートシューズの大きな課題だった靴ひもの擦り切れを解決した初のモデルとなる。
 
このような革新的なプロダクトを生み出し続けてきた背景には、スケートボーダーたちの絶えず変化するアイデアを受け入れ、異なる視点から新たなチャレンジを繰り返してきたからにほかならない。スケートシューズのリーディングブランドに成長し、アクションスポーツ業界を牽引してきた。
 
その過程においてスノーボードブーツを1997年にリリース。そして2000年、ケンがMTN. LABと名づけられた究極のR&D(研究開発)施設としてスノーパークを創造することに。“すべてはチームから始まり、チーム全体が一丸となることでよりよい製品開発が行える”と考えるブランドの姿勢の根幹には、MTN. LABでチームライダーが一堂に会することで、セッションしながらすべてのプロダクトのデザインと開発プロセスについて話し合う場になっていたことに起因するのだろう。そのMTN. LABはチームライダーたちの“遊び場”と化し、最終的には創造性に富んだ北米屈指のスノーパークとして世界中から大きな注目を集めた。
 
そして現在。2016年から100%水力発電で賄っているスノーボード生産工場「THE MOTHERSHIP」でボードの生産を開始し、2021年からはフットウエアだけでなく、スノーブーツのラインでもサステナビリティを追求し始める。2022年には、リサイクルされたNatureTex®メッシュを採用し、よりサステナブルで通気性の高いライナー製作に着手し始めるという。
 
スケートボーダーのマインドを継承し、DCの一員であることを誇りに感じているチームライダーたちとともに、これからも歩み続ける。私たちに必要な雪を守るためにも地球環境に最大限配慮しながら、ブランドの象徴であるチームライダーのシグネチャープロダクトの開発やプロモーション活動を、これからもサポートしていく。
 
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

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