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BURTON創業者でありスノーボードの父、ジェイク・バートンを讃える日。「A DAY FOR JAKE」に参加してきた
2026.03.14
3月14日はホワイトデーである。しかし、2026年のこの日はスノーボーダーにとって、それ以上の意味を持つ。スノーボードの父でありBURTON(バートン)の創業者、ジェイク・バートン・カーペンターのレガシーを称える世界的な記念日「A DAY FOR JAKE」だからだ。
ジェイクがこの世を去ったのは2019年11月。それ以来、毎年この日になると世界各地のスノーリゾートでイベントが行われ、スノーボーダーたちはそれぞれの方法で彼の存在に想いを馳せながら滑る。
約50年前、ジェイクがBURTONを立ち上げた当時、スノーボードはまだ“遊び”の延長線上にある存在だった。しかし彼は、自らが本気でスノーボードを楽しむことを何より優先し、その価値観をブランドの核に据えた。会社が成長しても、一年の3分の1を雪山で過ごす。社員にも同じ空気を共有させる。スノーボードを「ライフスタイル」として成立させる。ジェイクが築いたのは単なる企業ではない。文化であり、スノーボードそのものの在り方だった。
筆者は毎年このイベントに参加しているのだが、今年は群馬・ほうだいぎへ赴いた。この日は世界中のBURTONストアが休業となり、ストアスタッフたち自身が山に上がりイベントを取り仕切る。ほうだいぎではBURTON STORE YOKOHAMAのスタッフたちが中心となって運営していた。

ほうだいぎで開催されたA DAY FOR JAKE
今シーズンは世界36のスノーリゾートで開催されるA DAY FOR JAKE。参加者には「RIDE ON JAKE」のステッカーとワッペンが配られ、それをボードやウエアに貼りながらセッションに参加する。

筆者もステッカーをボードに貼って参加した
12時、第6ペアリフト降り場に参加者が集合。記念撮影を終えると、BURTONチームライダーの中山悠也を先頭に、参加者全員でライディングがスタートした。
この日集まったのはおよそ30名。ほとんどがBURTONを愛用するスノーボーダーたちだ。ジェイクに想いを馳せながら、それぞれのラインでターンを刻む。特別なことをするわけではない。ただ仲間たちと雪山を滑る。そのシンプルな時間こそが、この日の本質なのだろう。

壁に当て込みながら参加者を盛り上げる悠也

参加者全員が同じラインを共有しながら楽しんでいた
イベント終了後、悠也はこう語ってくれた。

長きに渡りジェイクの想いとともに滑り続けている悠也
「今日はジェイクのための一日ということで、30人くらいのBURTONファンが集まってくれました。こちらからはジェイクに『RIDE ON JAKE(天国でも滑り続けてくれ、ジェイク)』というメッセージを込めて滑りました。でも、ジェイク側からしたら『DO YOU RIDE?(オマエは滑っているのか?)』って言われちゃうので(笑)。みなさん、ゲレンデに行ったり山を登ったりして、スノーボードを楽しみましょう!」
ジェイクが残した言葉に、こんなものがある。
「スノーボードは人々を結びつける」
まさにこの日、雪山で起きていたのはその光景だった。
シーズンはまだ終わらない。ジェイクに問いかけられる前に、もう少しターンを刻んでおこう。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)
photos: YUI




