MOVIE
ジェイコブ・クルッグマイアと小川凌稀が刻むストリートの核心。RIDE『IT’S A MESS』が描くリアル
2025.12.04
めちゃくちゃだとしても、それでいい。RIDE SNOWBOARDS(ライド スノーボード)が贈る最新ムービー『IT’S A MESS』が公開された。1990年代初頭からストリートスノーボーディングを牽引してきたRIDEが、再び”原点”を更新する作品を世に放つ。
タイトルが示す「めちゃくちゃだ」という言葉の裏には、完璧さを拒み、リアルを貫くライダーたちの信念がある。
主演はジェイコブ・クルッグマイア。複雑で特大のキンクレールを数々抜き去る彼の滑りは、常軌を逸している。極限まで研ぎ澄まされたバランス感覚と、誰も思いつかないラインへの執着。その映像は、ストリートスノーボーディングの限界を押し広げ続ける。
そして、ジェイコブに次いで多くのフッテージを刻んだのが、小川凌稀だ。大きな話題を呼んだKIYO FILM『NEKOSOGI』の主演ライダーでもある凌稀の存在は、日本のストリートシーンが世界標準であることを証明している。RIDEのグローバルムービーに日本人ライダーが深く刻まれたことの意味は、決して小さくない。
そのほか、コール・ナビン、ジェド・アンダーソン、エズラ・ラシーヌ、スペンサー・シューベルトらが出演。RIDEの持つアティチュードと現代ストリートの感性が融合した映像作品に仕上がっている。
完璧を求めない。リアルを貫く。IT’S A MESSが描くのは、ストリートスノーボーディングの”今”そのものだ。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)




