2008年に始まった「DEW TOUR」の冬季大会は米コロラド州ブリッケンリッジから同州カッパーマウンテンに会場を移し、数少なくなったプロ大会のひとつとして大いに盛り上がりをみせていた。2023、24年と2大会連続してハーフパイプで平野歩夢が優勝を飾るなど、日本のマスメディアにも取り上げられるほどだったのだが、2025年大会は開催されないことが発表された。2004年に誕生したDEW TOURの始まりである夏季大会も行われないことになる。
同イベントはスタートから数年間はスノーシーズンだけでも複数回に渡り開催されていたものの、2012年から冬季大会は年1回のみに変更。その後、DEW TOURは2回の売却を経て20年に渡り継続してきたが、その歴史に幕を下ろすことになる。平野歩夢が世界初となるハーフパイプでのトリプルコークを大会で決めたのが、このDEW TOURだった。
ショーン・ホワイトが立ち上げた「THE SNOW LEAGUE」が2025年3月にローンチすることが関係しているのかどうかわかりかねるが、またひとつ素晴らしいイベントが終わりを告げた。