BACKSIDE (バックサイド)

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日本でいう12月に4m以上の積雪があるのにオープン延期の衝撃。南米の今を知る

2024.06.22

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現地時間の本日6月22日、正式にシーズンインを迎える予定だった南米最古のスノーリゾート、チリに位置するポルティージョがオープンを延期した。雪不足ではない。雪が多すぎてオープンできないのだ。加えて、アルゼンチン最大規模のスノーリゾート、ラスレーニャスも同様にオープンできなくなった。双方ともに、道路閉鎖と雪崩の危険性を回避できないという理由だ。
南米エリアがシーズン前から降雪に恵まれているという話は、「昨シーズン終盤までパウダー三昧だった南米チリのゲレンデが今季は3週間も早くオープン」でお伝えしていたとおりだが、ポルティージョも通常よりも早く週末限定でオープンしていた。6月1、2日は最高のコンディションでライディングを楽しむことができたが、その後、連日の暴風雪の影響によりクローズとなっていた。
ポルティージョのSNSを見ていくと、オープン前から雪が降り続いており、数日前の投稿では「現在の積雪量は13フィート(約396cm)に達します。明日も嵐が襲来する予定で、今後数日で、3フィート(約91cm)以上の積雪が約束されています!」と綴られている。日本に置き換えてみると、12月20日前後にこの量の雪があるということになるので、衝撃的な事実である。
ラスレーニャスのピーク付近では、すでに19フィート(約580cm)の積雪があるそうだ。南米ではこの週末に2〜5フィート(約60〜150cm)の降雪予報が出ている。ニュージーランドやオーストラリアへのスノートリップを計画しているスノーボーダーのみなさん、トリップ先の変更を検討してみてはどうだろう。むしろ、今すぐ行動に移すべきなのかもしれない。
 

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