BACKSIDE (バックサイド)

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DEW TOUR史上初となるチームチャレンジ優勝はBURTON

2016.12.12

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アメリカ・コロラド州ブリッケンリッジで行われていたDEW TOURにおいて、大会史上初となるチームチャレンジが開催された。ハードパックな雪と風の影響によりジャンプはキャンセルとなってしまったため、ジブのみで争われることに。各チームから2名がエントリーし、本来はジャンプ担当とジブ担当に分かれるはずだったが、両者ともにジブを3本滑ったベストスコアの合計点で勝敗を決することになった。
優勝は、同大会スロープスタイル総合優勝に輝いたマーク・マクモリスと、過去に東京・六本木で行われたBURTON RAIL DAYSで優勝するなどジビングを得意とするダーシー・シャープ率いるBURTON。スロープスタイル大国であるカナダを代表する2名による華麗なるジビングは、スタイリッシュかつ安定感抜群。文句なしの優勝を飾った。ちなみにチームキャプテンは、リビングレジェンドとして名を馳せるテリエ・ハーカンセン。こうした粋な趣向がコンテストシーンを盛り上げていくのだろう。

2位には、BURTONチーム同様にカナダを代表するセバスチャン・トータントと、17歳のノルウェーが生んだ天才と称されるマーカス・クリーブランドを擁するNITRO。ハードウェイのキャブ450オンをセバスチャンが繰り出せば、バックサイド450オンをマーカスが巧みに操るなど、単体のトリックではBURTONを上回っていたが、全体の完成度で一歩及ばず。

ここブリッケンリッジのローカルである18歳のレイド・スミスと、昨シーズンに中国・ヤブリで行われた世界選手権覇者のブランドン・デイビスがタッグを組むRIDEチームは3位に。独創的なラインを描くブランドンではあったものの、ラストヒットで乗り切れなかったのが悔やまれる。

悪天候によりジャンプが開催できなかったのは残念であるが、チームチャレンジという新しい試みは、オーディエンスを改めて惹きつけるひとつの要因になったことだろう。ピョンチャン五輪までの助走期間の短さを踏まえれば、今季のスノーボード競技に多くのメディアが注目していることは間違いないだけに、コンテストシーンの新たなる仕掛けを楽しみに待ちたい。

DEW TOURチームチャレンジ結果

1. BURTON – 171.00
2. NITRO – 168.00
3. RIDE – 157.32
4. LIB TECH – 156.99
5. DC – 155.00
6. SALOMON – 147.66

photo: DEW TOUR

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