BACKSIDE (バックサイド)

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https://backside.jp/step-on/
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FEATURE

「STEP ON」が塗り替えるフリースタイルスノーボーディング新時代

2023.01.12

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2019年1月にDC(ディーシー)が、2021年12月にNITRO SNOWBOARDS(ナイトロ スノーボード)がそれぞれブーツで、2022年1月にFLUX(フラックス)がバインディングで、STEP ONとのライセンスパートナーシップを締結。ブランドの垣根を越えて普及している事実が、近い将来、ストラップでバインディングを締めていた時代を懐かしむ日が来ることを予感させる。
しかし、パウダースノーでの使い勝手やレスポンス、ジャンプやジビングでも大丈夫なのか?という疑念が拭えないスノーボーダーが多いのも事実。そんなスノーボーダーたちへ、撮れたてホヤホヤのリール動画をお届けしよう。これを観れば、先述した不安要素が一瞬で吹き飛ぶことは間違いない。

 

シーズン初頭から“当てた”STEP ONトリオが大暴れ

2022年12月中旬、寒波襲来とともに撮影クルーは北海道・旭川に降り立った。フリーライド界の重鎮として知られる竹内正則を父に持つ高校生ライダー・竹内悠貴と、ストリートからバックカントリーまでオールラウンドに魅せることができる20代の高橋龍正がBURTONから招聘され、新潟・石打丸山で生まれ育った生粋のフリースタイラーとして30代になった今もなおパークを攻める関功がFLUXから参加。STEP ONを介してつながったブランドが垣根を越えて、一本のショートムービーを制作するために合流した。
 

StepOnCrew

左から竹内悠貴、高橋龍正、関功

 
アテンドには、フルパートムービー『BACKYARD』を今季ドロップした日本のバックカントリーフリースタイルシーンを牽引するひとり、吉田啓介。降雪に恵まれただけでなく、旭川エリアを熟知した啓介の案内のもと、撮影は進められた。
 
積雪量や足慣らしを考えると、本格的なシューティングは1月に入ってからというのが通例なのだが、コンディションがよすぎたことでいきなりトップギアに入ったライダーたち。道北・上川地方ならではのドライ&ディープなパウダースノーを堪能しながら、マッシュなどの自然地形で大いに魅せてくれた。
 
バインディングの装着時間が短縮されるため滑走時間が増えることはもちろん、それ以外のSTEP ON効果として、ライディングにより集中できるのかもしれない。とても初滑りとは思えないほどのメイク率の高さを誇っていた。これらの撮影が3日間で行われたという事実が、それを裏づける。STEP ONについて詳しく知りたいという方は、BURTONの公式ページにてご確認いただきたい。
 
悠貴のダブルバックフリップやバタートリック、龍正が巻き上げる美しいスプレーや巨大フロントサイド360、功のスローで優雅なバックサイド360やキレのあるジブトリックを生で観た筆者に言わせてもらえれば、冒頭で述べた懸念など抱く必要はまったくない。むしろ、STEP ONがもたらす“新感覚”が、新たなるフリースタイルスノーボーディングの扉を開くと言って過言ではないだろう。
 
「STEP ON」が塗り替えるフリースタイルスノーボーディング新時代へようこそ。

video: Kiyomasa Kawasaki
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)
photo: Yuto Nishimura(HANGOUT COMPANY)

 

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