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18歳以下が主役の「WORLD ROOKIE FINALS」で16歳の荻原と重野が世界一に
2022.04.05
オーストリア・キッツシュタインホルンで開催された18歳以下が主役の国際大会「WORLD ROOKIE TOUR」の最終戦にあたる「WORLD ROOKIE FINALS」で、日本の若手ライダーたちが躍動した。2004〜2006年生まれのライダーで争われるルーキー部門において、スロープスタイルで荻原大翔が、ハーフパイプで重野秀一郎がそれぞれ世界一に輝いたのだ。
荻原は、最後にタメを残しながら着地時に回転を合わせるスタイリッシュなスイッチBS1260など、技術力だけでなく表現力豊かな素晴らしいライディングを披露。昨年に続いて連覇を果たした。
ハーフパイプでは重野が、CABダブルコーク1080→FS1260→BS900→FS1440という高難度ルーティンを成功させ、2学年上の菊地原小弥太を2位に従えて優勝を飾った。
ルーキー女子の2位には17歳の梨木心礼が入り、男女そろって3名が表彰台を獲得。日本ハーフパイプ界の強さを示した。
さらに、2007年生まれ以降が対象のグロム男子では嶋崎珀が優勝、村上広乃輔が2位。グロム女子では清水さらが優勝、大橋空奈が2位と、日本のキッズライダーたちがハーフパイプで大活躍。グロムで表彰台に上った4名は全員、2009年生まれの12歳だった。
2014年のソチ五輪で平野歩夢がハーフパイプ史上初のメダルを日本にもたらしたことが、この結果につながっているのだろう。日本スノーボード界の未来は明るい。
photos: WORLD ROOKIE TOUR