さる11月12、13日、オーストリア・インスブルックでクレイジーすぎる大会が初開催された。常軌を逸したトップ to ボトム映像を残す（記事はこちら）など弊サイトでもおなじみ、沖縄出身のドイツ人ライダーでインスブルックに拠点を構えるイーサン・モーガンが主催するストリートイベント「DIYX STRT JAM 2021（Do-It-Yourself-Xtreme Street Jam 2021）」だ。
「なんてこった。昨日は今まででもっともクレイジーな一日だったよ」と初日を終えたイーサンはSNSに投稿しているのだが、まさにそのとおり。スウェーデンのスヴェン・ソーグレン、フィンランドのレネ・リンネカンガスら欧州のトップライダーばかりでなく、アメリカからザック・ヘイルやジャッド・ヘンクス、ゼブ・パウエルを招き入れるなど、世界中からジブマスターが集結した。アイキャッチ画像にあるように、飛ぶ鳥を落とす勢いのゼブがハンドレールではなく、人間ひとりが通れるか通れないかの支柱の隙間めがけてエアを繰り出すなど、激しいライディングが連発。出場ライダーのボードは折れまくり、ときにハンドレールが炎に包まれ、夜のパーティーはまさに狂気の沙汰だった。
コロナ禍の日本人にとっては刺激が強すぎるかもしれないが、インスブルックで行われた前代未聞の珍事の目撃者になっていただきたい。