BACKSIDE (バックサイド)

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トップシーズンに滑走が許されない豪スノーボーダーたちはJAPOWを滑れるか

2021.08.30

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オーストラリア・ニューサウスウェールズ(NSW)州の州都であるシドニーで敷かれていたロックダウンは8月14日17時から州全域に広げて実施されているのだが、9月末まで延長される見通しとなった。そのお隣、第2の都市メルボルンを含むビクトリア州では21日13時から州全域にロックダウンが敷かれており、9月2日(木)に解除される予定だったが不可能であるとの認識を29日、ダン・アンドリュース州知事は示した。
これにより、NSW州のペリッシャーやスレドボなどのスノーリゾートはトップシーズンをまたいでシーズン終了を迎えてしまう可能性が出てきた。さらに、ビクトリア州のフォールズクリークやマウントブラー、マウントホッサムを含めたオーストラリアの主要ゲレンデ全体で滑ることが許されない現状である。シーズン前から降雪に恵まれ期待が大きかったうえに、序盤からロックダウンを繰り返してきたオージースノーボーダーたちの悔しさが同じスノーボーダーとして理解できる。
そうした中、26日に豪最大手の航空会社であるカンタス航空が、早ければ今年の12月に日本への運行を再開させる方針を明らかにした。16歳以上の人口のワクチン接種率が80%を超えれば入国制限を緩和するという目標を政府が掲げており、それを受けた形である。ワクチン接種率が比較的高いアメリカやイギリスも含め、12月中旬にも日本間の運行を再開させたいとしている。
ここ日本も予断を許さない状況だが、オージースノーボーダーの滑走意欲の高さと、彼らに来てほしい日本のスノーリゾートとの需給バランスは確実にとれている。
 

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