昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンセルを余儀なくされてしまったが、オーストラリアで人気を博する一大イベント「BURTON CATTLEMAN’S RAIL JAM」が15年目を迎える。ビクトリア州に位置するスノーリゾート、マウントブラーのビレッジ内に特設のステアレールなどジブセクションを用意。若手から南半球を代表するジバーまでが一堂に会する、登竜門的なイベントだ。
セクションを取り囲むようにして多くのオーディエンスが楽しめる風物詩と化した本大会が、今年はオンライン開催に移行する。イベントの象徴といえる3連のステアレールにインスパイアされたアイテムをマウントブラーのスノーパークに設置し、約2週間の開催期間中に撮影された映像をオンライン投稿。専門家のジャッジングにより順位を決する。賞金16,000豪ドル（約130万円）をかけて年齢や技術レベルを問わず誰でもエントリー可能という、コロナ禍におけるコンテストの新しいフォーマットだ。
応募期間は7月24日（土）〜8月8日（日）を予定していたが、同州が7月15日から実施していた5日間のロックダウンを27日まで延長したことを受け、21日の時点でBURTONは開催期間について保留を決定した。デルタ型変異株の感染拡大を受けてひと筋縄ではいかないわけだが、こうした大会形式であればロックダウンさえ解除されれば問題なく実施できる。期待したい。