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米北西部を襲う記録的熱波により夏の聖地マウントフッドが一時閉鎖に
2021.06.30
6月29日、サマーキャンプのメッカとして知られるアメリカ・オレゴン州マウントフッドが一時閉鎖を余儀なくされた。北西部を襲う強烈な熱波の影響により各地で記録的猛暑となり、標高3,429mを誇るマウントフッドの宿、標高1,800m付近に位置するティンバーラインロッジによると28日の夜にもかかわらず気温21℃、風速50mの東風が吹き荒れてしまい融雪が急激に進行。スノーパーク内に設置されたジブアイテムや整備されたキッカーなどが大幅に乱され、大掛かりな整備が必要とのことだ。
オレゴン州最大都市であるポートランドでは28日、空港で最高気温46.1℃を記録。また、州都のセーラムでは最高気温が47.2℃に達し、1890年代に観測が始まってからの最高を記録した。同州の6月の平均最高気温は23℃程度ということから、この異常さをご理解いただけるだろう。
南半球のウィンターシーズンは幸先のよいスタートを切ったが、北半球のサマーシーズンは厳しい局面に追い込まれた。