2013、2015年と東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「BURTON RAIL DAYS」に2度出場、2016年の「DC SHRED FEST」と2017年の「MODENA STREET FIGHTERS」でともに優勝を飾るなど、レールマスターとして名を馳せ、2020年に開催されたストリートが舞台のムービーコンテスト「X GAMES REAL SNOW」では銅メダリストに輝いたジェシー・アウグスティヌス。そんな名ジバーが今年5月、スウェーデンのオーレに特設された8キンクレールをBS 50-50で完璧に攻略した動画が、Red Bull SnowのInstagramで公開された。
ジェシーがジブマスターとして頭角を現した背景として、故郷・オランダには今や日本よりも多くの室内ゲレンデが点在しており、その中でも人気の高い施設「SNOWWORLD LANDGRAAF」の存在が挙げられる。EU最大を誇る全長400mのコース内には200m規模のパークが完備されており、ジブアイテムが超充実。ジェシーのInstagramに頻出しているのでご覧いただければわかるが、プロライダーのトレーニング用としても申し分ないハイクオリティのパークだ。
こうしたバックグラウンドがあるからこそジブマスターが誕生し、オランダでは「ROCK A RAIL」というジブイベントが活況を呈している。やはり環境がスノーボーダーを育てるということなのだ。
 

photo: Roman Rudakov / Red Bull Content Pool