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東海エリアが誇るオフシーズンの聖地 スノーヴァ羽島が11月30日で施設廃止へ
2021.06.15
6月14日、東海エリアを代表するオフシーズンの聖地として知られるスノーヴァ羽島が今年11月30日(火)をもって廃業すると、運営会社である丸栄コンクリート工業が発表した。諸般の事情により廃止に至ったと公式ホームページに綴られている。
スノーパークを有する室内ゲレンデは全国津々浦々に点在していたが、現在はとって代わるようにして人工芝を敷き詰めた雪を必要としないジャンプ・ジブ施設に置き換わっている。回顧録になってしまうが、筆者がハーフパイプの練習に利用したことのあるクールバル東京(東京・板橋区)が2001年に、晩年はジャンプの聖地と化していたカムイ竜ヶ崎(茨城・龍ケ崎市)が2011年に閉鎖となり、青野令や平岡卓などのオリンピアンを輩出したアクロス重信(愛媛・東温市)は2012年に閉館。以外にも、スノーヴァ足利(栃木・足利市)、ダイゴボーダーズアリーナ(京都・京都市)、カムイ多摩(東京・多摩市)、スノーヴァ神戸(兵庫・神戸市)、スノーヴァ広島(広島・広島市)、ビッグエア福岡(福岡・福岡市)など(順不同)が廃業しており、近年では2020年3月にスノーヴァ溝の口(神奈川・川崎市)が同じ道をたどった。
アイキャッチ画像は2017年秋に國母和宏率いるSTONP主催のイベントでのひとコマなのだが、これまでも多岐に渡るイベントを展開し、数多くのライダーたちを輩出してきたスノーヴァ羽島。今般の悲報を受けて存続を求める署名活動が行われており、著名なプロスノーボーダーたちもSNSを通じて拡散している。