BACKSIDE (バックサイド)

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村瀬心椛がスロープスタイルで初のBS1260を決めるも5位。FIS世界選手権

2021.03.13

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コロナ禍の影響により会場は変更になったが、米コロラド州アスペンで2年に一度のFIS世界選手権が無事開催。スロープスタイル競技が閉幕し、男子優勝はマーカス・クリーブランド(ノルウェー)、女子優勝はゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)が飾った。
男子は予選のコンディションが悪かったため16名がファイナル進出となり、ひとり2本のランで争われた。マーカスはトレーニング中に転倒により負傷しながらも、2本目のランでスイッチBS1260→BS1620→CAB1620という超高難度ルーティンを決め、この日唯一の90ポイント台をマーク。1本目のランのポイントでも2位のセバスチャン・トータント(カナダ)を寄せつけない圧倒的な勝利となった。

ファイナルに駒を進めていた濱田海人は5位、國武大晃は8位、飛田流輝は9位に終わった。
 
女子は予定どおり8名のライダーにより3本のベストランで争われた。平昌五輪スロープスタイル金メダリストのジェイミー・アンダーソン(アメリカ)がトップに立つ状況で、ゾーイは2ランともに転倒して後がない状況で迎えた3本目。苦戦していたスイッチBS900でなんとか踏ん張ると、FS720→BS1080を完璧に決めて逆転優勝。女王の座を奪われたジェイミーも称賛するほど見事な滑りだった。

日本人女子で唯一ファイナル進出を果たしていた村瀬心椛は初出場となった世界選手権では5位に終わったが、スロープスタイル競技で初となるBS1260を決めるという大きな収穫があった。
「今日の大会はいろいろなことを学びました。(一部割愛)スロープスタイルで初めて1260決めれてよかったです。みなさま応援ありがとうございました」
このように自身のSNSでコメントしている。
 

 
来シーズンに控えた北京五輪に向けて、一歩一歩着実に成長を続けている16歳。今後のさらなる飛躍に期待したい。
 
男子結果
1位 マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
2位 セバスチャン・トータント(カナダ)
3位 レネ・リンネカンガス(フィンランド)
5位 濱田海人(日本)
8位 國武大晃(日本)
9位 飛田流輝(日本)
41位 大塚 健(日本)
全結果はこちら
 
女子結果
1位 ゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)
2位 ジェイミー・アンダーソン(アメリカ)
3位 テス・コーディー(オーストラリア)
5位 村瀬心椛(日本)
20位 岩渕麗楽(日本)
27位 鬼塚 雅(日本)
全結果はこちら

photo: FIS SNOWBOARDING

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