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ラニーニャ現象が発生し冬まで続く可能性大。今シーズンは“当たり年”になるか?
2020.09.10
9月10日、気象庁はラニーニャ現象が発生したとみられると発表。8月のエルニーニョ監視海域の海面水温が基準値よりも0.6℃低くなるなど、海と大気の状態にラニーニャ現象の兆候がみられるためだ。さらに、冬にかけてもこの現象が続く可能性が高いとの見解を示した。
雪を愛する読者諸兄姉には説明不要かもしれないが、ラニーニャ現象とは南米ペルーの沖合から中部太平洋の赤道域にかけて、海面水温が平年よりも低い状態が続く現象のこと。平常時よりも東風が強くなるため暖かい海水の層が西部で厚くなることで、インドネシア近海では積乱雲が大量に発生するのだが、東部では冷たい水が通常よりも強く湧き上がる。よって、太平洋赤道域の中部から東部にかけて海面水温が低くなるということだ。
ラニーニャ現象が発生した場合、日本の夏は暑く、冬は寒くなる傾向が強いということは言うまでもないだろう。記録的な大雨や干ばつなど異常気象をもたらす可能性もあるので手放しでは喜べないが、僕たちスノーボーダーにとっては吉報だ。昨シーズンの暖冬、そして、コロナ禍を吹き飛ばす素晴らしいシーズンになるのか。期待したい。
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