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地球温暖化の影響によりウィスラー・ブラッコムが誇る氷河のTバーが撤去に
2020.07.17
カナダを代表するスノーリゾートであるウィスラー・ブラッコムはサマーキャンプのメッカとしても知られており、ブラッコム山頂付近に位置するホーストマン氷河では1989年にCAMP OF CHAMPIONSが開幕。しかし、地球温暖化の影響により氷河の融解が加速していたため、2017年に同キャンプは27年の歴史に幕を下ろした。そのことからもわかるように、氷河の減少は明らかだったわけだ。
そして今年の6月中旬頃、そのエリアに架かっていたホーストマンTバーが撤去されてしまったと、北米のスノーリゾートを評価するサイト・PeakRankingsが報じている。同サイトによると、このTバーはグレイシャーエリアから人気エリアのひとつであるセブンスヘブンを結ぶ重要な役割を担っており、ブラッコムが誇るいくつかのエキスパートテレインへのアクセスを快適にしていたため、ナビゲーションの評価を下げざるを得ないとした。
筆者は1996年の夏にCAMP OF CHAMPIONSに参加して利用したことがあるTバーだけに残念だが、新しいリフトが架かることを期待しながらも、このような事態を少しでも防ぐために、地球環境を守るためにできることを積極的に行っていきたい。そう改めて感じさせられるニュースだ。