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コロナ禍により公開を1年延期したアンティ・アウティが贈る芸術作品『ROAM』
2020.07.06
2018年作『CLOSER』、2019年作『YUKIGUNI』は弊サイトでも人気を博したわけだが、その映像クオリティの高さはもちろん、アクションだけでなく各作品ごとに異なるテーマを設けた作風が多くのスノーボーダーたちを魅了している。その主演であるアンティ・アウティは次回作に向けて勢力的に活動していたわけだが、今般のコロナ禍によりその制作に打撃を受けていた。しかし、ついにその予告編ムービーの第一弾が解禁されたのでお届けしたい。タイトルは『ROAM』だ。
彼のブログを覗いてみると、まずは最新作に対する期待感が綴られていた。前述した2作品に引き続きイーサッキ・ケニラが監督を務め、さらに映像作家のヨーナス・マティラが加わったことで、アンティの作品に対する理想がより高まったそうだ。イーサッキの映像制作におけるサーフィンスタイルを追究するアプローチと、ヨーナスの山に対する思い入れが融合することで、これまで以上に作品が昇華するという確信が彼のなかに芽生えたのだろう。
そして、ライディングの疑似体験だけでなく、このROAMでは視聴者を心の中へと誘うような感動的な芸術作品を目指している。そのため、このパンデミックの状況下でリリースするのではなく、万全を期して来年の秋に公開を延期することに決めた。
まずは、極夜のもと撮影された映像美を堪能いただきたい。わずか30秒足らずのティザー動画から、アンティのメッセージを汲み取ってほしい。