ガンから生還を果たした今シーズン、復帰戦となった昨夏のX GAMESノルウェー大会ビッグエアで金メダルを獲得し、復活をアピールしたマックス・パロット。その後、今年1月の同アスペン大会ビッグエア、さらには3月に行われた同ノルウェー大会スロープスタイルでも金メダルを手中に収め、完全復活を強烈にアピールした。
そのアスペン大会ではFS、BS、CABのトリプルコーク1620、さらにはCABトリプルコーク1800をメイクするなど、高難度トリックのレパートリーは世界一と言っても過言ではない。そんな神業をパーフェクトに操るためには、涙ぐましい努力があってこそ。トランポリンでのトレーニングに日々明け暮れているわけだ。この映像を見ていると、雪上のアクションと完全にシンクロしていることが手にとるようにわかる。
一般スノーボーダーにとっては無関係の話に聞こえるかもしれないが、360や540にしてもこうしたトレーニングが役立つことは言うまでもない。例年よりもオフシーズンが長くなるかもしれないからこそ、トランポリンを使った練習方法を取り入れるのも悪くないかもしれない。