BACKSIDE (バックサイド)

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ガンを克服したマックス・パロットがX GAMESノルウェー大会スロープ王者に

2020.03.09

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1994年に冬季五輪が開催されたノルウェーの都市・リレハンメルのハーフィエルで開催されたX GAMES。男子スロープスタイルが先ほど幕を下ろし、ビッグエアで2位に甘んじたマックス・パロット(カナダ)が同1位で同国のマーク・マクモリスを2位に従えて優勝を飾った。両種目ともにカナダ勢のマックスとマークがワンツーフィニッシュを飾ったことになる。
女子と同じく32分間のジャムセッションを行い、オーバーオール・インプレッション(全体の印象)のジャッジングで争われた。マックスはジビングではFSボードスライド450オフやハードウェイCAB270オン、ポールジャムでのバックフリップオフなど、多彩な技を繰り出し、ラストのビッグエアではCABトリプルコーク1620インディやBSトリプルコーク1440メロン、FSトリプルコーク1440ミュートを決めるなどして逆転劇を演じたわけだ。

トップをキープし続けていたマークは逆転を許した4本目、ジブセクションをハードウェイ・ハーフCABオンやBS270オンなどで巧みに攻略すると、ラストジャンプでスイッチBSトリプルコーク1620ステイルフィッシュを繰り出すも着地に嫌われてしまい、万事休す。
今大会のナックルハック覇者であり地元・ノルウェー期待の20歳、マーカス・クリーブランドはビッグエアは見送ったものの母国でのスロープスタイルが復帰戦となった。しかし、タイトなジブセクションでリズムが狂わされてしまい精彩を欠き、思うような滑りができていなかったように映った。

ガンが発覚したため2018-19シーズンを棒に振ってしまったが、2019年夏に行われた同大会ビッグエアで復帰戦を優勝で飾ると、その後もAIR+STYLE北京大会、X GAMESの本場であるアスペン大会を含めてビッグエアでは3連勝。
しかし、同アスペン大会、DEW TOUR、BURTON US OPENとスロープスタイルでは優勝はおろか、表彰台に絡むこともできていなかっただけに、同種目ではガンを克服して以来、最高の結果を収めたわけだ。ガンに打ち克ち、そしてビッグエアでもスロープスタイルでも頂点に再び君臨したマックスに敬意を表したい。
 
男子スロープスタイル結果
1位 マックス・パロット(カナダ)
2位 マーク・マクモリス(カナダ)
3位 ステール・サンドベック(ノルウェー)
4位 スヴェン・ソーグレン(スウェーデン)
5位 モンス・ロイズランド(ノルウェー)
6位 レネ・リンネカンガス(フィンランド)
7位 マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
8位 ダーシー・シャープ(カナダ)

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