BACKSIDE (バックサイド)

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伝統の一戦 BURTON US OPEN開幕。ジュニアジャムは14歳の西塚凛華が2位に

2020.02.26

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米コロラド州ベイルマウンテンリゾートで開幕した伝統の一戦、39回目を数えるBURTON US OPEN。初戦は14歳以下のライダーを対象としたジュニアジャムがモディファイド・ハーフパイプで行われた。
モディファイドとは修正や改造という意を持つため、改造されたハーフパイプということになる。DEW TOURでも採用されており、高難度なトリックだけでなくよりクリエイティブに富んだ滑りが飛び出すことを主催者サイドが期待しているということだ。
今大会では前半が高さ4mのミニパイプ、後半が高さ6.7m・長さ110mのいわゆるスーパーパイプとなっている。ミニパイプにはリップから出っ張ったアイテムが両サイドに用意されており、トゥームストンと呼ぶ。高さ1.8m、幅が3.7mあるため、当て込むなど雪のボックスと言ったところか。また、スーパーパイプへのつなぎ部分にランディングが用意されているので、ヒップのように飛ぶこともできる。
男子で期待されていた昨年大会2位の嶋崎玖、その弟の珀らは高難度なコースとアイシーなスーパーパイプに苦戦を強いられ、それぞれ4位、12位と本来の実力を出し切れなかった。優勝はアメリカの15歳、フィン・ブロック・ウォンブル。スーパーパイプのファーストヒットで繰り出したFS1260テールと、ラストヒットのCAB1080ステイルフィッシュの完成度が高く、強く印象に残った。

そして女子では中学2年生、14歳の西塚凛華が見事2位に輝いた。ミニパイプではFSテールタップ→BSメロン、そしてスーパーパイプではFS540→BSエア→FSステイルフィッシュ→BS540と、グラブは甘かったものの高さのあるエアを武器に高得点を叩き出した。
 

RinkaNishizuka_JuniorJam_USO2020_BrandonParrish_2120

14歳とは思えないエアの高さを披露し、世界に爪痕を残した

 

明日は男女スロープスタイルのセミファイナルが行われる。日本人ライダーのさらなる活躍に期待したい。
 
男子ジュニアジャム結果
1位 フィン・ブロック・ウォンブル(15歳、アメリカ)
2位 ヨナス・ハスラー(13歳、スイス)
3位 キャム・メルヴィル・アイヴズ(13歳、ニュージーランド)
4位 嶋崎 玖(13歳、日本)
10位 相川隆喜(13歳、日本)
12位 嶋崎 珀(10歳、日本)
14位 平野優音(15歳、日本)
 
女子ジュニアジャム結果
1位 ソノラ・アルバ(13歳、アメリカ)
2位 西塚凛華(14歳、日本)
3位 ケイリー・ボガート(14歳、アメリカ)
 
全結果はこちら
※諸事情により今大会のみ15歳も参加

photos: BURTON

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