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飛田流輝が2位、國武大晃が3位で決勝へ。US OPENスロープスタイル準決勝

2019.02.28

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米コロラド州ベイルで開催されている37周年を迎えた伝統の一戦、BURTON US OPEN。大会2日目は男子スロープスタイル・セミファイナルが行われ、日本の若手ライダーたちが大躍進。飛田流輝が2位、國武大晃が3位でファイナルへと駒を進めた。
ひとり2本のランを行いベストポイントが採用され、10名しか進むことが許されないファイナルへの切符をかけて争われた。飛田は1本目、50-50からのFSボードスライド450アウトやハーフキャブ50-50からの540アウトなどキレのあるジブトリックを繰り出すと、ジャンプセクションではスイッチBS1260インディ、トランジションでFS1080メロン、ラストジャンプではBSトリプルコーク1440トラックドライバーを決めて80.85ポイントを獲得。1本目を終えた時点でトップに立った。
 

RukiTobita_MensSlopeStyleSemis_Blotto_4952

rider: Ruki Tobita photo: BURTON

 

國武は2本目、ハーフキャブ50-50からBSロデオ540アウトなどジブセクションを攻略し、やや着地が乱れたものの1ヒット目からFSトリプルコーク1440ミュートと攻め、トランジションでBS1260メロン、ラストジャンプでCAB1260インディ・ノーズと高難度なスピンを連発してジャンプセクションを華麗に舞った。80.7ポイントと飛田にわずか0.15ポイント及ばなかったものの、素晴らしいライディングを披露。
 

HiraokiKunitake_MensSlopeStyleSemis_GabeLHeureux_8901

rider: Hiroaki Kunitake photo: BURTON

 

2本目のランで飛田のポイントを上回りトップ通過を果たしたのは、平昌五輪スロープスタイル金メダリストのレッド・ジェラード(アメリカ)。得意のトランジションでFSダブルコーク1080インディを決めると、ラストジャンプではBSトリプルコーク1440ミュート、ジブセクションでもボードスライド810アウトなど、スタイルとテクニックを融合させたハイパフォーマンスを魅せつけ、84.75ポイントをゲット。圧巻の滑りだった。
 

RedGerard_MensSlopeStyleSemis_GabeLHeureux_8836

rider: Red Gerard photo: BURTON

 

最終出走のマーク・マクモリス(カナダ)は1本目でミスしており、後がなくなった2本目で抑えながらも73.55ポイントで8位に食い込んだ。マークの出走前まで10位につけていた角野友基が押し出される格好となってしまい、惜しくもファイナル進出を逃した。
また、大久保勇利はラストジャンプに繰り出したBSトリプルコーク1440の着地が合わずにポイントを伸ばすことができず17位。
 
「US OPENは初出場なんですが、今までの大会と比べてもすべての規模が大きくて、ジブのアイテムもジャンプ台も日本のそれとは比較にならないレベルでした。出場しているライダーも超一流ばかりなので、刺激を受けながら滑っていましたね。1本目は自分のやりたい技ができたのでうれしかった。ファイナルではもっと攻めたいです」
 

RukiTobita

 
2位通過を果たした飛田は2本目のランを終えた直後、このように力強く語ってくれた。
 
ケガにより欠場となった大塚健が不在のなか、日本人ライダーの層の厚さを世界中に示したわけだ。日本の若武者たちのファイナルでのさらなる活躍に期待したい。

男子スロープスタイル・セミファイナル結果
1位 レッド・ジェラード(アメリカ)
2位 飛田流輝(日本)
3位 國武大晃(日本)
4位 ダーシー・シャープ(カナダ)
5位 ステール・サンドベック(ノルウェー)
6位 リヨン・ファレル(アメリカ)
7位 ルーク・ウィンケルマン(アメリカ)
8位 マーク・マクモリス(カナダ)
9位 スヴェン・ソーグレン(スウェーデン)
10位 ブロック・クラウチ(アメリカ)
11位 角野友基(日本)
17位 大久保勇利(日本)
全結果はこちら

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