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戸塚優斗が今季W杯ハーフパイプ初優勝。平野流佳が2位、女子は冨田せなが3位に
2019.02.16
カナダ・カルガリーで行われていたFISワールドカップ・ハーフパイプ大会で、戸塚優斗が今季W杯初優勝を飾った。降雪と強風により、パイプランの生命線でもあるスピードを出すことが難しい状況のなか、ファーストヒットからFSダブルコーク1260を繰り出すなど、トップランカーとして意地のライディングを披露。1本目のランで89ポイントを叩き出し、以降その得点を上回るライダーは現れなかった。
2位には平野流佳。同様にスピードに苦しめられながらも3ヒット目にFSダブルコーク1260を取り入れるルーティンを披露。ファーストヒットで繰り出すリスクを伴いながらもスピードを活かして高さを生み出した戸塚、かたやスピードが出しづらい状況のなかでバック・トゥ・バック1080をつないでから大技を出した平野。以外のトリックは似通っていただけに、こうした部分が明暗を分けたようだ。87.5ポイントと、わずか1.5ポイント戸塚に及ばなかった。
女子では3位に冨田せなが入った。厳しいコンディションながらもファーストヒットからFS900を組み込むなど、安定感ある丁寧なライディングが評価されたのだろう。2本目のランで87.75ポイントをマークした。
今シーズン、絶対的王者であるスコッティ・ジェームス(オーストラリア)や女王クロエ・キム(アメリカ)など強豪ライダーは不在だったが、日本の若手男子がワンツーフィニッシュを飾るという素晴らしい結果となった。
男子ハーフパイプ結果
1位 戸塚優斗(日本)
2位 平野流佳(日本)
3位 デレック・リビングストン(カナダ)
4位 片山來夢(日本)
5位 穴井一光
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女子ハーフパイプ結果
1位 ケラルト・カステリェト(スペイン)
2位 ツァイ・シュートン(中国)
3位 冨田せな(日本)
4位 今井胡桃(日本)
7位 松本遥奈(日本)
8位 大江 光(日本)
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