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平野歩夢が東京五輪への挑戦を表明。スノーボードとスケートボードの二刀流宣言
2018.11.13
平野歩夢がユニクロのグローバルブランドアンバサダーに就任することを受けて、都内某所にて発表会が行われた。そこで、東京五輪から正式種目として採用されるスケートボードでのオリンピック出場を目指すことを表明。同じように、平昌五輪ハーフパイプ金メダリストのショーン・ホワイトも東京五輪を目指すわけだが、彼はスケートボードに集中するためにスノーボードのコンテストからの離脱を明言している。しかし歩夢は、スノーボードとの二刀流を目指すようだ。
「これからスノーシーズンが始まって、自分自身も忙しくてバタバタな状況も増えてくると思うので、ただ大会に出るだけではなくて何のために出るのか、そういうものを一つひとつプラスにできるように考えていかなければならない。そういう部分を忘れずに、自分がさらに成長している姿が見てくれている人たちにも伝わればいいと思います。自分の世界観だったり、気持ちだったり、誰も挑戦していないことを今後も変わらずにこだわり続けていきたい」
さらにスケートボードについては次のように語った。
「スケートボードはスノーボードと同じタイミングで始めたひとつの競技で、(オリンピックの)正式種目となった今、そうなった以上は自分も何か引っかかるものがあるというか、スルーするわけにはいかない気持ちは前々から感じているので、ひとつの挑戦として自分の成長のために頑張ろうと思っています」
スノーボードとの両立についてたずねられると、
「基本的にはスノーボードをメインに考えたいけど、気持ちは半々。自分の気持ちも両立しなければいけないのは大変だと思うけど、大会だけではない練習も含めて、上手くバランスをとっていかないと、自分自身のバランスも崩れてしまう可能性もあると思う。スノーボードをやることでスケートボードを失って、スケートボードをやることでスノーボードを失う。何かを失う練習になってくると思います。そこに対して具体的な話はまだないんですけど、今のところ気持ちが半々という状態です」
このように述べた。
2022年に行われる北京五輪ハーフパイプでの金メダル獲得を目標に掲げると公言しているだけに、この選択は自身を追い詰めることになるのかもしれない。しかし、二刀流という道を宣言したということは、北京に向けての秘策があるということなのだろう。
今後の活動からも目が離せない。