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大塚健&岩渕麗楽が優勝、鬼塚雅は2位。FISワールドカップ・ビッグエア結果
2018.11.04
イタリア・モデナで開催されていたFISワールドカップ・ビッグエアで、大塚健と岩渕麗楽がダブル優勝を飾った。鬼塚雅は2位に。ニュージーランド・カードローナで行われた今季初戦で2位だった大塚はその大会覇者のクリス・コーニング(アメリカ)を従えての優勝となり、見事雪辱を晴らした格好だ。岩渕は初戦に続いて2連勝となり、鬼塚も2大会連続2位ということで、彼女たちは連続でワンツーフィニッシュを果たしたことになる。
例年どおり、ひとり3本のランから回転方向の異なる上位2トリックの合算で勝敗を決するルール。男子優勝の大塚は、CABトリプルコーク1440とFSトリプルコーク1440と常勝トリックをしっかりとふたつ揃えてきた。2本目に決めたFSトリプルコーク1440は、ジャンプの高さ、飛距離、グラブ時間など、ほぼパーフェクトと言えるだろう。96ポイントと本大会ファイナルで最高ポイントを叩き出し、トータル186.75ポイントで2位のクリスを1.75ポイント上回った。
女子優勝の岩渕は、FS720とBSダブルコーク1080ともに着地でやや後傾になるも、トリックの難易度が評価されたのだろう。CAB900とBS720を決めた鬼塚、そして平昌五輪金メダリストのアンナ・ガッサー(オーストリア)を寄せつけなかった。
以外では、男子で飛田流輝が惜しくも4位と表彰台を逃し、大久保勇利は13位、國武大晃は23位。また、X GAMESなどプロ大会では表彰台の常連であるマーカス・クリーブランド(ノルウェー)は5位で涙をのんだ。
2022年の北京五輪までの助走期間がもっとも長いシーズンだけに、各国の注目ライダーが出揃っているわけではない。しかし、マーカスやアンナといった世界トップと断言できる強豪を抑えての日本人ライダーたちの勝利には、とても大きな価値がある。
男子結果
1位 大塚 健(日本)
2位 クリス・コーニング(アメリカ)
3位 カレ・ヤルヴィレヘト(フィンランド)
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女子結果
1位 岩渕麗楽(日本)
2位 鬼塚 雅(日本)
3位 アンナ・ガッサー(オーストリア)
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photos: FIS SNOWBOARDING