山岳スノーボーダーのラファエル・ピース氏が主宰するCONNECTIONS MOVEMENTは3年に渡る制作期間を経て、世界屈指の山々を舞台としたドキュメンタリー映画『YŪGEN』を今年9月に発表する。その予告編ムービーはもちろん、舞台のひとつである北海道にフォーカスを当てたティーザー動画も公開されているので、併せて紹介したい。
山岳スノーボーダーや環境保護主義者たちが北海道、パタゴニア、チリ、アラスカ、キルギスなどをトリップする本作品は、大自然との共存が最大のテーマ。文化や宗教、言葉などを超越する荘厳な山々と対峙することで形成されてきたスノーボーダーたちのアイデンティティが描写されている。

北海道編では羊蹄山の麓に位置する蝦夷富士小屋の主人であり、羊蹄山避難小屋の管理人も務める近藤英輝氏がナビゲート。「北海道は世界の宝だから、このビッグマウンテンの自然を後世に残したい」と映像内で語っているように、自然の恵みに感謝しながら保護する活動を行っている氏の言葉を通して、世界に誇る北海道の魅力を存分に味わうことができるはずだ。