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NEWS
平野歩夢が圧倒的な滑りでBURTON US OPENハーフパイプ決勝へ進出
2018.03.09
米コロラド州ベイルリゾートで開催されているBURTON US OPEN男子ハーフパイプ・セミファイナルは平野歩夢が圧巻の滑りで1位となり、10日に行われるファイナルへと駒を進めた。片山來夢は4位、安藤南位登は10位でともに決勝進出。歩夢の兄である英樹や弟の海祝も出場していたのだが、それぞれ17位、24位と、10名が進めるファイナル進出はならなかった。
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1ヒット目に繰り出した巨大なBSインディでその存在感を示す歩夢 photo: BURTON
また、ライダーリストに名を連ねていた平昌五輪の覇者であるショーン・ホワイトは会場にいるのだが、なぜか今大会には出場していない。
ひとり2本のランからベストランのポイントが採用されて争われたセミファイナル。歩夢は2本目にBSインディ→FSダブルコーク1080→CABダブルコーク1080→FS900→BS900→FSダブルコーク1260と、彼の必勝トリックであるダブルコーク1440はどちらの壁でも放つことなく、92.37ポイントを叩き出し、2位のチェイス・ジョージー(アメリカ)に3.25ポイント、3位のスコッティ・ジェームス(オーストラリア)には5.12ポイントの差をつけてのトップ通過となった。
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2本目のランを終えると、兄の英樹(左)と笑顔で言葉を交わす
セミファイナルを終えた直後、歩夢は次のように語ってくれた。
「とりあえずよかったですね。1本目からFSダブルコーク1260をやるつもりはなくて、公式練習中もけっこう迷ってました。どうしようかと思ってたんですけど、予選だし、まずは安定感とバランスのいい組み合わせを重要視して、それを求めた1本目でしたね(1本目のランはラストヒットでFSダブルコーク1260は繰り出さなかった。以外は同じ)。2本目は公式練習から決めていたルーティンだったから、決めることができたのでいい調子のまま決勝へ行けるのかなと思います。本音で言えば、バックサイドの壁はかなり苦手な形。決勝になったら黙ってても(大技を)やらなきゃいけないと思うので、徐々に回転数を上げていければいいですね。オリンピックが終わってからは疲れもあったからゆっくりしてて、スノーボードもいっさいやってなかったから、不安のほうが大きいかもしれません。3週間まったく滑らずに大会だから、昨日、一昨日の公式練習も集中して、元の感覚に戻れればと思いながら滑ってました。1年を通して、X GAMESとUS OPENは必ず出場したい大事な大会ですね。US OPENもX GAMESもオリンピックも、オレにとっては同じレベルの大会だと思ってます。自分が練習してきたことだったりやってきたことに自信を持つことができているから、自分の気持ちもフラットな形で受け入れて、すべての大会で同じ気持ちで滑れてるのかなと思います」
US OPENは特別ではないと語りながらも、いまだ歴史ある今大会を制したことがないだけに、冷静沈着な男から沸々と燃えたぎる闘志を感じることができた。明後日に行われる男子ハーフパイプ・ファイナル、大いに期待したい。
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