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13歳の新星・村瀬心椛がBURTON US OPENスロープスタイル決勝へ

2018.03.08

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米コロラド州ベイルリゾートで行われているBURTON US OPENは大会2日目を迎え、女子スロープスタイル・セミファイナルが開催。ウェイティングから出場が叶った13歳の新星・村瀬心椛が4位となり、9日に行われるファイナル進出を決めた。6名の決勝進出枠を賭けて争われていたのだが、藤森由香は8位、鬼塚雅は9位、岩渕麗楽は10位で涙をのんだ。
ひとり2本のランからベストポイントが採用されるルールで行われ、1本目でミスしていた村瀬は2本目で攻めに転じ、ジブセクションではFSリップスライドto270アウトなどを決め、ジャンプセクションではCABアンダーフリップ540→FS720→BS900を成功させて75.3ポイントを記録。BSダブルコーク1260を世界で唯一操れることからジャンプの上手さにはすでに定評があったわけだが、ジビングのスキルの高さも際立っていた。
セミファイナルの1位は平昌五輪の同種目で金メダルに輝いた女王ジェイミー・アンダーソン(アメリカ)、2位はアンナ・ガッサー(オーストリア)、3位はジュリア・マリノ(アメリカ)。期待されていたヘイリー・ラングランド(アメリカ)は最下位でセミファイナル敗退となった。
 

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安定感抜群の滑りでトップ通過を果たしたジェイミー・アンダーソン photo: BURTON

 
セミファイナルを終えた村瀬は、次のように語ってくれた。
「昨日の夜に出れることが決まったんです。出れるって聞いたときは泣きそうになりました。今朝はスノーボードのために書いているノートを読み返したり音楽を聴いたりして、リラックスできるように工夫しました。大会前に緊張はしなかったんですけど、1本目で転んじゃってすごく緊張しましたね。2本目は攻めないとファイナルには上がれないと思ったので攻めました。決勝ではBSダブルコーク1080を必ず立って、その次にBSダブルコーク1260を持っていきたいと思います」
13歳ながら頼もしいコメントを残してくれた。明後日行われるファイナルでシンデレラストーリーが生まれるか。期待したい。

 
公式結果はこちら

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