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X GAMESスロープスタイルはマーカス・クリーブランドが優勝。角野友基は敗退
2018.01.28
米コロラド州アスペンで開催されているX GAMES男子スロープスタイルが幕を下ろし、マーカス・クリーブランド(ノルウェー)が優勝を飾った。2位はダーシー・シャープ(カナダ)、3位はマーク・マクモリス(カナダ)となった。マーカスは2連覇達成。予選から勝ち上がった角野友基は前日のビッグエアで両足首を痛めており、3本のランすべてで転倒してしまった。
優勝のマーカスはバックサイド・リップスライドやキャブ270オンからロデオ軸の450アウトを決めるなど安定したジビングを披露し、ジャンプエリアではスイッチバックサイド・ダブルコーク1080→キャブ・トリプルコーク1620→BSトリプルコーク1440を2本目に成功させて93.66ポイントを獲得した。
2位のダーシーは、サイドインを駆使して様々なジブアイテムに当て込み、ハードウェイ・キャブ270オンを決めるなど個性的なラインどりを披露。続くジャンプではスイッチバックサイド・ダブルコーク1260→トウ抜きのFS1440→BSトリプルコーク1440を3本目に決めて91ポイントを記録し、マークのポイントを逆転したのだ。
3位のマークは、FS270オンやBS270オンなど派手さはないが安定したジブトリックを繰り出し、得意のジャンプではスイッチバックサイド・ダブルコーク1260→フロントサイド・トリプルコーク1440→バックサイド・トリプルコーク1440を決めるも、90ポイントと一歩及ばなかった。
冒頭で述べたように、前夜のビッグエアで負傷していた友基。バックサイド・クワッドコーク1980の着地時に、その回転力を抑え込むべくトウエッジで氷のような雪面をとらえにいった際、バインディングが割れるほどの衝撃を受けた。「あともう1本飛びたかったけど、バインがこれだから無理だったんですよね」と笑いながら筆者に話してくれていたのだが、そのとき、足首の話はしていなかった。
出場するからにはトップライダーとして言い訳はしないだろうが、このような状態で今大会に挑んでいた友基に拍手を贈りたい。
スロープスタイル結果
1位 マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
2位 ダーシー・シャープ(カナダ)
3位 マーク・マクモリス(カナダ)
4位 レッド・ジェラード(アメリカ)
5位 タイラー・ニコルソン(カナダ)
6位 クリス・コーニング(アメリカ)
7位 カイル・マック(アメリカ)
8位 角野友基(日本)
公式結果はこちら