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大久保勇利と鬼塚雅が2位に輝いたW杯ビッグエア大会ハイライト
2017.12.03
ドイツ・メンヒェングラートバッハで行われたFISワールドカップで日本人ライダーが大躍進。男子は大久保勇利が、女子は鬼塚雅がともに2位に輝いた。鬼塚は前回の北京大会に続いて2大会連続のシルバーメダル獲得。藤森由香は4位に食い込んだ。残念ながら、前回の北京大会で4位だった國武大晃、そして広野あさみは予選で涙をのむ結果に。
3本のジャンプのうち回転方向の異なるベスト2本の合計得点で争われるFISルールで行われ、大久保は1本目で後半にスピン軸を傾けるBS1440で87.75ポイントを、3本目にはスイッチBS1260を決めて169.5ポイントをマーク。BSトリプルコーク1440とCABトリプルコーク1440で191.75ポイントと圧勝したマーカス・クリーブランド(ノルウェー)には大きく差をつけられたものの、そのマーカスを抑えて予選を最高ポイントで通過するなど本来の実力の片鱗をうかがわせた。
鬼塚は1本目から伝家の宝刀CAB900を決めて85.75ポイントをマークすると、3本目にはBS720ミュートをロンググラブで決めるなど完成度の高さを示し、CAB900よりも難易度は落ちるものの高ポイントとなる86.75ポイントを獲得。トータル172.5ポイントとした。優勝したカーラ・ソマイニ(スイス)は3本目に決めたFS720テールグラブの完成度が高かったのだろう。しかし、トリックの難易度を考慮すればポイントが高すぎた感は否めないが、逆転で優勝をもぎとった。
男子結果
1位 マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
2位 大久保勇利(日本)
3位 カッレ・ヤルビレート(フィンランド)
12位 國武大晃(日本)
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女子結果
1位 カーラ・ソマイニ(スイス)
2位 鬼塚 雅(日本)
3位 クリスティ・プライア(ニュージーランド)
4位 藤森由香(日本)
23位 広野あさみ(日本)
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