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スーパー・エルニーニョ発生確率63%。2026-27シーズンの雪はどうなる?

2026.06.14

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2026-27シーズンを占ううえで、重要な気候ニュースが飛び込んできた。
 
米海洋大気庁(NOAA)は6月11日、エルニーニョ現象が発生したと発表。さらに今年11月から来年1月にかけて、非常に強い「スーパー・エルニーニョ」へ発達する確率を63%と予測した。日本の気象庁も前日の10日、エルニーニョ現象が発生したとみられると発表している。
 
エルニーニョ現象とは、南米ペルー沖の赤道域で海面水温が平年より高くなる自然現象だ。数年に一度の周期で発生し、世界各地の気圧配置や降水パターンに影響を与えることで知られている。
 
なかでもスーパー・エルニーニョは、その影響が特に大きい。過去には1982-83年、1997-98年、2015-16年に発生し、世界各地で豪雨や干ばつ、高温などの異常気象を引き起こした。前回の2023-24年のエルニーニョでも世界的な高温傾向が続き、各地で記録的な猛暑が観測された。
 
では、スノーボーダーにとって気になることは何か。もちろん、2026-27シーズンの雪である。
 
アメリカではエルニーニョによってストームトラックが変化し、地域によって降雪量や気温の傾向が変わることが知られている。気候予測センター(CPC)も、今後数ヶ月にわたりエルニーニョの勢力が強まり、冬の気象パターンに影響を及ぼす可能性が高いとみている。
 
いっぽう、日本への影響はそれほど単純ではない。
 
一般的にエルニーニョ発生時は暖冬や少雪のイメージを持たれがちだが、日本の降雪はエルニーニョだけで決まるわけではない。シベリア高気圧や北極振動、海面水温の分布など、複数の要因が複雑に絡み合いながら冬の気候を形成している。
 
実際、過去のシーズンを振り返っても、ENSO(エルニーニョ・ラニーニャ現象)だけで降雪傾向を説明することは難しい。だからこそ重要なのは、「エルニーニョが発生した」という事実そのものではない。今後数ヶ月にわたり、その勢力がどこまで強まり、冬の大気循環にどのような変化をもたらすのか。その推移を見守ることにある。
 
2026-27シーズンの雪を占う旅は、まだ始まったばかりだ。

text + photo: Daisuke Nogami(Chief Editor)

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