BACKSIDE (バックサイド)

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南半球に冬が来ない。ニュージーランドの主要スノーリゾートが相次ぎオープン延期

2026.06.14

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南半球の冬の玄関口として知られるニュージーランドで、冬の訪れが遅れている。
 
6月9日、ニュージーランドを代表するスノーリゾートであるカードローナとマウントハットが予定していた開業日の延期を発表。さらに11日には、クイーンズタウン近郊の人気リゾートであるリマーカブルズも延期を決定した。
 
背景にあるのは、記録的な少雪と暖冬傾向だ。5月は南島の一部地域で観測史上有数の乾燥した月となり、自然降雪に恵まれなかっただけでなく、人工降雪を行うために必要な低温環境も十分に確保できなかった。
 
カードローナは当初6月13日に予定していたオープンを6月20日に変更。ようやく気温が下がり始めたことで本格的な造雪作業に着手しているという。
 
マウントハットも6月12日の開業を見送り、今後の寒気流入に期待を寄せているものの、新たなオープン日は現時点で発表されていない。
 
さらにリマーカブルズも開業日を6月20日に変更。クイーンズタウン周辺を代表する主要リゾートが足並みを揃える形となった。
 
いっぽう、同じエリアに位置するコロネットピークはすでに営業を開始している。新たに導入した大規模な人工降雪設備を活用し、5月29日からリフトを稼働。滑走可能エリアは限定的ながらも、ニュージーランド国内でいち早くシーズンインを果たした。
 
現地予報によると、今後は気温低下と降雪が期待されている。各リゾートとも本格的なシーズン開幕へ向けて準備を進めており、数週間以内には十分な滑走環境が整う可能性もある。
 
ただ、今回の出来事は単なるオープン延期のニュースではない。人工降雪設備の有無が、シーズン開幕の明暗を分ける結果となった。世界有数のスノーデスティネーションとして知られるニュージーランドもまた、その流れの外にはいない。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

 
※画像はイメージです

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