BACKSIDE (バックサイド)

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継承されるべき“バックカントリーの感覚”。片山來夢も参加した「LOW MAINTENANCE」が示すもの

2026.04.26

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カナダ・ブリティッシュコロンビア州に位置するバックカントリーの聖地、ボールドフェイス・ロッジを舞台に、3回目を迎える「LOW MAINTENANCE」が開催された。
このイベントは、単なる撮影トリップではない。プロライダーと若手ライダーが時間を共有し、滑りを通じて経験や感覚を手渡していくことを目的としている。技術だけではなく、ラインの選び方、雪との向き合い方、その場でしか得られない判断。そのすべてが、このフィールドで自然と受け継がれていく。
発起人は、ボールドフェイス・ロッジの創設者ジェフ・ペンシエロの娘、エステール・ペンシエロだ。彼女が掲げたのは、メンターシップを“結果”ではなく“目的”として成立させること。限られた者しかアクセスできない場所、スタイル、知識に触れる機会を意図的につくり出すことにあった。
バックカントリーという領域は、決して平等に開かれているわけではない。経験値、環境、つながり。そのすべてが揃わなければ、踏み込むことすら難しいフィールドだ。だからこそ、この場で交わされる時間には意味がある。
昨年に続き、日本からは片山來夢が参加。ライディングスキルだけでなくコミュニケーション力も高い來夢は、本イベントでも大きな存在感を放っている。世界各地から集まったライダーたちとともに、この特別な環境の中でセッションを重ねた。
その様子を収めたムービーを観れば、このイベントが単なる“機会提供”ではないことがわかるはずだ。そこにあるのは、フリースタイルスノーボーディングにおける、もうひとつの継承のカタチである。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

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