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南半球が異例の早さでスノーシーズン開幕。雪不足に揺れた北半球とは対照的な冬になるのか
2026.04.24
南半球のスノーシーズンが、例年よりも大きく前倒しで動き出している。ニュージーランド南島のクラブフィールド、ハンマースプリングスが本日、4月24日にオープン。通常は6月以降に本格化するシーズンを考えると、異例の早さだ。
背景にあるのは、この秋に観測されているまとまった降雪である。ここ数日で20〜30cm、標高の高いエリアではそれ以上の積雪が確認され、限定的ながら滑走可能なコンディションが整った。
この動きはニュージーランドに限らない。今月はオーストラリアや南米アンデスでも秋の降雪が報告されており、南半球全体で“季節の前倒し”とも言える状況が起きている。
いっぽうで、今シーズンの北半球は欧州、北米、日本を含めて雪不足に悩まされた。シーズンの読みづらさが増す中で、南半球では逆の現象が起きていることになる。
もっとも、この時期の雪は安定しているとは言いがたい。ハンマースプリングスのSNSでも「少し荒れていてクセのあるコンディション」と表現されているように、整備されたゲレンデとは異なる表情を見せる。それでも、「雪があるうちに楽しむ」というシンプルな姿勢が、シーズンの始まりを引き寄せた。
冬は、決まったタイミングで訪れるものではないのかもしれない。そう感じさせる変化が、確かに起きている。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)




