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妙高で示されたセッションの進化。大塚健がNST「SUPER SESSIONS」で刻んだライン、ムービー公開
2026.04.04
新潟・妙高で行われたNATURAL SELECTION TOUR(以下、NST)の予選ステージ「SUPER SESSIONS」のムービーが公開された。
今シーズンからNSTは、従来のヘッド・トゥ・ヘッド形式「DUELS」に代わり、セッション形式へとフォーマットを刷新。勝敗を競う構造から、ラインチョイスと個の表現、創造性を前面に押し出すステージへと進化している。
その新しい入口として設定された妙高の舞台には、マイルズ・ファロン(アメリカ)、メイソン・レメリー(アメリカ)、マッテオ・マシッティ(カナダ)、大塚健が集結。さらにワイルドカードとしてテリエ・ハーカンセン(ノルウェー)が加わり、世代とスタイルを横断する5人のセッションが実現した。
舞台となったのは、3日間で選ばれた3つのバックカントリースポット。それぞれ異なる地形に対し、5人がどうラインを描くのか。その違いを見ているだけでも、このフォーマットの意図は明確に伝わってくる。
初日、健が魅せたランは象徴的だった。パークで培った技術をベースにしながら、自然地形に対して独自の解釈を重ねていく。その滑りは、競技者から表現者へとシフトしたことを物語っていた。
いっぽうで、マイルズとマッテオは、ライン全体の完成度と流れの中で存在感を発揮。結果として、この2名がレベルストークで行われる本戦への切符を手にしている。
だが、このセッションにおいて重要なのは結果だけではない。どのラインを選び、どうつなぎ、何を表現するのか。そのプロセスこそが評価の対象となる。
妙高というフィールドで行われた3日間は、NSTが目指す方向性をはっきりと示していた。完成された一発のトリックではなく、自然地形との対話の中で生まれるライン。その積み重ねが、いまのフリースタイルスノーボーディングを更新している。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)




