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五輪金メダリストの“弟と妹”という血縁を越えて。木村悠斗と村瀬由徠、国内2冠達成

2026.03.02

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2月26日、福島・星野リゾート ネコマ マウンテンで開催された全日本選手権ビッグエア。男子は17歳の木村悠斗が頂点に立った。兄はミラノ・コルティナ五輪ビッグエア金メダリストの木村葵来。同大会銀メダリストの木俣椋真を従えての勝利は、番狂わせではない。実力で掴んだ優勝である。
女子は19歳の村瀬由徠が制した。姉は同五輪ビッグエア金メダリスト、そしてスロープスタイル銅メダリストの村瀬心椛。名の知られた姉の背中を追う立場にあるが、この日はBSダブルコーク1080とCAB1080をそろえ、完成度の高いジャンプを披露。五輪ビッグエア6位の鈴木萌々を抑えての優勝は、その象徴だった。
そして3日後の3月1日、長野・つがいけマウンテンリゾートで開催された「COWDAY SLOPE 2026」。ビッグエア王者のふたりは、種目が変わっても勢いを失わない。
悠斗はFS270オンBSロデオ450オフやBS1620メロン、スイッチBS1440スイッチメロンなどを組み込んだルーティンで存在感を示す。エアの高さと安定感、そして流れの構成力が際立った。
由徠はCAB900ドランクドライバーを軸に、レールではFSリップスライドからテールタップ・フェイキーオフへと繋ぐ。ジャンプとジブを分断せず、ルーティン全体をひとつの作品としてまとめ上げた。
結果だけを見れば、五輪金メダリストの弟と妹による2冠達成である。しかし、中身は血縁の物語ではない。それぞれが世界基準で戦えるコンペティターとして、自らの立ち位置を示した2大会だった。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

 

 

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